QOL研究部の取り組み
QOL Department
Initiatives

QOL研究部の取り組み

グンゼメディカルのQOL研究部では、当社既存事業の健康・医療分野への技術的なサポートを行っており、それぞれの事業をQOL(クオリティ オブ ライフ)の観点から見つめ、製品・サービスの企画や技術支援を行っています。

グンゼのQOL向上の柱となるのはメディカル分野です。
縫合糸など医療機器として長期間臨床現場で使用いただいている生体内吸収性材料は、先端医療においても新たな用途として研究開発されており、再生医療の現場で新たな道を切り開いています。

血管再生基材

先天的な病気である「単心室症」の手術に用いられる生体内吸収性の血管再生基材は、米国での製品化を目標とし、人への有効性と安全性を確認するための治験段階まで進んでいます。

半月板再生基材

グンゼが保有する生体吸収性高分子技術を複合した半月板再生基材は、いったん損傷したら治らないといわれていた半月板に、この製品を足場として自己修復させる目的で研究開発しています。
この製品使用後は日常生活への制約や運動制限を最少にし、患者さまのQOLを維持することが期待されています。

今後は、メディカルの強みである「生体内吸収性材料」の特長を生かし、再生医療、低侵襲治療※、個別化治療(カスタムメイド治療)など、QOL向上に資する医療機器の研究開発を進めていきます。