漏斗胸 – 漏斗胸

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漏斗胸について

  • 漏斗胸とは、先天的に胸骨や肋骨は変形して胸の中央部が凹む病気で、約1000人に一人の確率で起こります。現在はっきりとした原因は不明で、女子より男子が四倍も多いといわれています。

    胸の中央部がくぼむことにより心臓や肺が圧迫されます。そのため、心臓が左側に押しやられ、心機能や肺機能に影響を与えることもあります。

    運動時に息切れ、胸痛・動悸を経験したり、呼吸器疾患や心臓の超音波検査で僧房弁逸脱症(そうぼうべんいつだつしょう)がみられることもあります。
    漏斗胸は、生まれた時は軽度でも、成長と共に進行することもあります。また、10代の成長期に陥凹が進行することもあります。
    深刻なことに漏斗胸で悩んでいる人たちは、美容的に大きな精神負担になり自分自身に否定的なイメージを持ったり、自信をなくしたりという心の問題を抱えることもあります。

    ※本サイトに掲載されている医療情報は医師の監修を受けていますが、疾患の程度や症状は個人差があるため、実際の治療については医師の診療を受けて、その指示に従って下さい。

  • 漏斗胸

Nuss法とは?

ナス法ができるまでの漏斗胸の手術は、胸の肋軟骨の切除と胸骨の切開を必要とする方法でした。その手術にはかなりの時間を要し、健康な胸よりも硬い胸になってしまいます。
アメリカのドナルド・ナス先生はBiomet Microfixation社の協力のもとに、低侵襲な手術とその手術に必要な弾性に強いステンレスバーを完成させました。
ナス法は、胸腔鏡を使用しステンレスバーを体内の適正な位置に留置し、漏斗胸を整復する低侵襲手術です。

ステンレスバーは、一人ひとりの患者の胸に合わせて曲げられ、凹んだ胸を持ち上げるように胸骨の下に留置されます。ステンレスバーは外から見ることはできませんが、胸の整復は術後すぐに見ることが出来ます。このステンレスバーは最低2年間体内に留置します。
合併症はほとんど起こりませんが、どんな手術においても合併症の危険はあります。考えられる合併症については担当医師にお問い合わせ下さい。
保険が利くほか、18未満なら、障害のある子供の医療費を国と都道府県が助成する「育成医療」の対象となります。各都道府県にお問い合わせ下さい。

Nuss法

施術例

施術

施術

施術

施術

※これらの画像は米国The Children’s Hospital of The King’s Daughters.の 医学博士Donald Nuss医師より提供されたものです。
※本サイトに掲載されている医療情報は医師の監修を受けていますが、疾患の程度や症状は個人差があるため、実際の治療については医師の診療を受けて、その指示に従って下さい。

免責事項

「このサイト「漏斗胸について」(以下「当サイト」といいます。)は、漏斗胸矯正術に精通したDr.Donald Nussによって、開発された手術手技“Nuss法”を紹介するものです。当社は、手術手技に使用される医療機器“ペクタスバー”のメーカーである、米国Biomet Microfixation社の当国の医療機器製造販売元であり、医業を営むものではありません。

また、当該手術手技、あるいは他の手術手技を特定の患者様に推薦することもありません。実際の治療に際しては、医療施設の医師が患者様の疾患に対し適切な治療法を選択することになります。必ず医師にご相談の上、どのような治療が適切なのかをご判断ください。 当サイトを利用される方は、当社ホームページ上の「ご利用にあたっての注意」の事項を熟読ください。ご利用されることにより、これらをご承諾いただいたものとみなされます。」

※本サイトに掲載されている医療情報は医師の監修を受けていますが、疾患の程度や症状は個人差があるため、実際の治療については医師の診療を受けて、その指示に従って下さい。

Nuss法漏斗胸手術を受けられる医療施設